Vol.24「ジェーン・エア」 シャーロット・ブロンテ

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ジェーン・エア Jane Eyre(1847)長編小説
シャーロット・ブロンテ Charlotte Bronte(1816-1855) 女流小説家
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解説
シャーロットの自伝的要素の強い出世作で、カラー・ベル(Currer Bell)という匿名を使ってスミス・アンド・エルダー社から出版されると大きな反響をよび、妹のエミリーやアンの小説出版への道を開いた。
孤児ジェーンが家庭教師として住み込んだ家で、狂人を妻に持つロチェスターという男を愛し、ついに結ばれるまでを描いているが、みずから恋を相手に告白する女性の姿に、当時の社会的通念を打破した新しさがみられる。
教養小説に怪奇小説の要素を加えたプロットは映画化の題材に適していて、サイレントから現在まで何回も映画化された。
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梗概
ジェーン・エアは孤児で、おばの家で育てられていたが、このおばをはじめ子どもたちに虐待されて反抗的になり、ブロックルハースト氏を校長とするローウッド寄宿学校に入れられる。校長は狂信的で冷酷な人間であり、生徒の扱い方は非人道的であった。
ジェーンはこの牢獄のような学校で6年間学び、つづいて2年間助教師を勤めたのち、広告で家庭教師の職を得て、任地のソーンフィールドに出かける。
ソーンフィールド邸は森を背景にした大きくて閑静な場所にあり、主人のエドワード・ロチェスター(Edward Rochester)は気むずかしい男で、数カ月も家を留守にして旅に出かけ、突然前ぶれもなく帰ってくるような生活を続けていた。
ジェーンはロチェスターの昔の恋人の子であるアデールの家庭教師となってこの家に住み込むうちに、主人のロチェスターに思いを寄せるようになる。
ある夜、ジェーンはかん高い女の笑い声に目覚め、ロチェスターの寝室のカーテンに火がついて燃えあがっているのを発見したりして、幸福な生活を送りながらも不気味な恐怖におびえるようになる。
ある夏の夕暮れに、ジェーンはついにロチェスターに彼女の気持ちを打ち明けると、ロチェスターも彼女を愛しており、求婚される。ところが結婚式の当日、式場に一人の男が現われ、ロチェスターには妻があり、この結婚は無効だと主張した。実はロチェスターには狂人の妻があり、彼は屋敷内に妻を隔離していることが暴露され、ジェーンはさきの夜のかん高い女の笑い声は、ロチェスターの妻だったことを知る。
ジェーンはこの家を逃げ出し、乗合馬車で所持金のつづく限り遠くへ落ちのび、放浪して倒れそうになったのち、やっと牧師に救われて学校教師の職を得る。
ある日の夕方、ジェーンは助けを求めるロチェスターの声を聞いたような気がしてソーンフィールド邸へ駆けつけると、屋敷は狂った妻の放火であとかたもなく焼け落ち、妻は焼け死んでいた。そして妻を救おうとしたロチェスターは火で失明し、片手のない不具者になっていた。
ジェーンはひっそりと別荘で暮らしているロチェスターを訪ね、約1年ぶりで再会した二人は変わらない愛情を告白し、心から愛し合って結婚する。
「ジェーン・エア」
著者: シャーロット・ブロンテ


