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2008年1月 8日 (火)

はじまりはじまり … 「はじまり」の英語

あけましておめでとうございます! 
年末年始はどのように過ごされましたか? 私は初めて海外スキーに行って参りました。

元来日本のお正月は、家族そろって過ごすものです。元旦は、すべてが清らかにあらたまるおごそかなものです。

ところが、スキーをしていたヨーロッパでは、大晦日は正装して特別なディナーを頂きますが、年が明けてしまうともう普通の日常が始まってしまう感じでした。西洋の「一年のはじまり」は意外にあっさりしています。

2008年最初の『Express Yourself』「ものごとのはじまり」に関する英語をご紹介しましょう。

たとえば、ブランド立ち上げなどの際、お披露目の意味も込めて行う kick off party

kick off とはもちろんサッカーの「キックオフ」から来ています。サッカーの試合のようになにかが「勢いよくはじまる」ことを表します。

なにか大きな仕事を終えたあと、同僚同士で飲んだり食べたりすることを日本では「打ち上げ」と言いますね。この「打ち上げ」と、 kick off party はなんだか似ています。

もちろん、「打ち上げ」は「終わり」ですし、 kick off は「はじまり」なので本質的には意味が違います。ただ、「勢いのよさ」という性質が似ているなと思うんです。

kick off はこのように使います。

Ya_2Our company is starting a new brand and you are invited to our kick off party.
(当社は新しいブランドを立ち上げます。あなたを「キックオフ・パーティー」にご招待いたします)

アパレル会社が新しい服のブランドを立ち上げ、その記念のパーティーを開催するようなときに、あまりかしこまらずに「景気づけ」をしたい、というようなパーティーの時に kick off party は使われます。「やるぞ!」っていう感じですね。

「打ち上げ」はブランド設立に関わった「内輪」の人たちの間で、準備を終えた「お疲れ様」の気持ちを込めて行われます。

西洋では、むしろ「外」に向けて、なおかつ「フレンドリー」に kick off party を開き、日本では「内」に向けて、終わったことに関してお祝いをする傾向があるのかもしれません。

これと同様のもので、 house warming party があります。 家を建てたときなどに、文字通り「家に人を招いてあたためる」行事です。

ドアを開放して、 open house にして家族・友人・知人、そしてご近所の方々が自由に出入りできるパーティーで、大抵このような招待状がとどきます:

Ya_2My husband and I are moving into our new house.
We would love to have you at our house warming party.
We are having an open house on Saturday, please be there!

(主人と私は新居に引っ越します。
「ハウス・ウォーミング・パーティ」にいらしていただけると嬉しいです。
 土曜日にオープンハウスを開催しますので、ぜひ来てくださいね!)

この house warming party は、 日本語に訳すと「引っ越し祝いパーティー」「新築祝いパーティー」ですね。
(※日本では家を建てる前の「地鎮祭」や、工事が終わったあとの「上棟式」「建前」などがあります)

英語の warming =「暖める」、 というコトバが「新しいマイホーム」にまつわる夢の実現や、これからのばら色の未来を連想させるので、もし「新築祝いパーティー」を開催されるようなときは、是非「ハウス・ウォーミング・パーティ」と銘打っていただきたいですね。

open house は、個人宅だけでなく、大学などの施設を一般に開放し(無料の場合が多いです)自由に見学できるようなイベントでも用いられます。

日本では「オープンキャンパス」が大学を受験生などに公開する際に使われますが、アメリカでは open house の方が通じやすいで しょう。

この他にも、なにかの「はじまり」「勢いづけ」をするニュアンスの表現はけっこうあります。

たとえば、 take offhead start

take off は飛行機の「テイクオフ」と言えばすぐわかりますね、つまり「離陸」です。比喩的になにかの「はじまり」に使われます。

前出の「キック・オフ・パーティー」がファッション誌で記事になったとしましょう:

Ya_2Almost all of the New York City's celebrities have attended the kick off party to markthe new brand's glamorous take off.
(ニューヨークのほとんどのセレブがキック・オフ・パーティーに集まり、新ブランドのグラマラスなはじまり(離陸)を印象づけた)
mark~ =「~を印象付ける、強調する」

head start は主にアメリカで使われる言葉ですが、もともとはスポーツで「有利な滑り出し」の意味で用いられていました。アメリカンフットボールの中継を見ているとよく出てきます。「頭一つ分抜け出た」と同じですね。

そこから転用して、あらゆるものごとの「有利な・好調な」「出だし」を意味するようになったのです:

Ya_2I hope this Express Yourself will give you a head start on your journey to improve English of the year 2008.
(今回の『Express Yourself』があなたの2008年の英語学習に好調な滑り出しとなりますように)

それでは、今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!