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2007年12月19日 (水)

Season's Greetings!
<LTM>(?)どうもありがとうございました!

とうとう今年最後の『Express Yourself』になりました。

年賀状は用意したものの、膨大な名刺の山を前に途方に暮れている私です。寒さもだいぶ本格的になってきましたが、街を歩いていると、クリスマスのイルミネーションでなんだかうきうきします。

アメリカでも、この頃から Holiday Season (感謝祭とクリスマスをあわせてこう呼びます)気分が盛り上がってきます。

そんなわけで今回は「年の瀬」に関係した表現をピックアップしましょう。

物事の顛末(てんまつ)として「最終的に」という表現をよく使います。これに相当する英語表現では、「年」ではありませんが「一日の終わり」が関わっています:

Ya_2At the end of the day, I feel that my priority lies with my family than with my professional career.
(最終的には、仕事よりも家族の方が優先順位が上だと感じます)

がむしゃらに仕事を頑張ってきた人が、ある日、自分の幸せは「家族」にこそあるのだ、ということに気が付いた瞬間のコトバと言えるでしょう。

紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、「最終的」に人生の結論にたどり着いたとき、 英語では at the end of the day =「一日の終わりに」を使います。

この at the end of the day... には「暮れなずむ夕陽」を眺めるような「感慨にふける」感覚が込められています。「年の瀬だなぁ」と感慨にふける感覚と近いものがあります。

流れゆく「時」を表す「日々」や「年月」に対して「感慨」を抱くのは日本もアメリカも同じようです:

1. feel one's years =「年を感じる」

Ya_2She felt her years when she attended her granddaughter's college graduation ceremony.
(孫娘の大学の卒業式に参列したときに彼女は自分の年を感じた)


2. end one's days =「一生を終える」

Ya_2She ended her days happily surrounded by her dearest family.
(彼女は最愛の家族に囲まれながら幸せにその一生を終えた)


3. in one's day =「若い頃には、最も活躍していたときには」

Ya_2In my day, a boy had to get the permission of a girl's parents to ask her out.
(私が若い頃は、女の子をデートに誘うにはその子の両親の承諾を
 得なければいけなかった)

上記の例文に出てくる day/days は、「走馬燈(そうまとう)のように駆けめぐる日々」という印象を与えます。老いてから、目を細めるようにして過ぎ去った日々を振り返る…という感覚は万国共通なのでしょう。

ちょっとしっとりしたので、 practical =「実用的」な「年・月日」に関係する英語表現をご紹介しましょう。

as a wrap up of the day =「今日一日を総括して、結論として」

Ya_2As a wrap up of the day, we had a good exchange of ideas.
(結論として、今日はよい意見交換ができた)

この表現は、特に一日の終わりにしか使えないということはありません。会議や商談が終わった段階で、議論の「まとめ」のように使われます。

日本でも「今日は大変いいお話ができました」と打ち合わせの最後に言うことがありますが、それと同じです。

wrap up はこんなふうにも使います:

Ya_2Let's wrap things up!
(これで仕上げよう!/終わりにしよう!/話をまとめよう!)

企画会議などで、議論が煮詰まってきたときに、「結論を出そう、まとめよう」という時に使われます。 wrap up は「包装する」という意味ですが、「包み上げてまとめる」というふうに覚えれば簡単ですね。

ビジネスにおいてアメリカ人が好んで使う略語があります:

    • YTD
    • YOY
    • LTM

それぞれ何の頭文字を取ったものかわかりますか?

まず YTD は…

Year To Date

つまり「1月1日から今日まで、その年が始まってから今日現在まで」を意味します。

Ya_2What's the YTD sales of this company?
(この会社の今日までの今年の売り上げはいくら?)

というように使われます。

YOYYear On Year の略です。ロイターズの金融用語グロッサリーでは、 Year-on-Year Rate が紹介されています。
→ http://glossary.reuters.com/index.php/Year-on-Year_Rate

「ある四半期や月の企業収益などを前の年の同じ頃と比較したレート(割合)」とあるように、「毎年の比較」という意味で用いられます。

LTMLast Twelve Months の略で、要するに「過去一年間」ということです。

わざわざ「これまでの12か月」という言い方をするのは、西洋人は日本人よりも「カレンダー」に忠実であるからなのかもしれません(日本人は4月を区切りとした Fiscal Year =「財政年度」により忠実です)。

To wrap things up! …話をまとめますと!

yearday にまつわる表現を見てゆくと、 日本と西洋では社会システムと「暦」の違いからくる意識の差はあるものの、「年月」への感慨は同じだということがわかります。アメリカのクリスマスも、日本のお正月も、本来は「家族」とあたたかく過ごすもの。

寒い季節に、木々が枯れ、野原が雪に覆われ、いったん生命が終わりを迎える。その中でいま自分が大いなる自然に生かされているということに畏敬(いけい)の念を抱く。そして家族やコミュニティの絆を確かめ合う…そこに普遍的な祈りが生まれるのではないでしょうか。

I wish the beauty of this joyous season fills your heart and home with happiness! Season's greetings to you!
(この楽しい季節の美しさがあなたのハートとご自宅を幸せいっぱいに
しますように、お祝いを申しあげます!)

Sincerely yours,
Aika Nanao