“rock bottom”=「どん底」からの生還
だいぶ寒くなってきましたね。今まで意外に暖かかったのでトレンチコートで通してきましたが、さすがに先日5時間にわたって外で取材したら体の芯まで冷え切り、ロングコードを出動させました。
最近の東京は私が小さいときほど寒くならないので、ピーコートやハーフコート、厚手のトレンチなどで十分冬を過ごせますよね。でも、記者の仕事だと、この季節、何時間も外で撮影や、聞き込みをしたりするので、それはもう信じられないくらい寒くなるんです。
英語では、
と言いますね。「凍てつく寒さ」というとちょっとかしこまった感じになりますが、もっとカジュアルに使います。
日本語でも「寒くて死にそう」と言いますが、これは
I'm freezing to death.
(寒くて死にそうだ)
と言います。直訳だと「凍って死に至る」ですが、「あんまり寒くて死にそうだ」という意味です。
あるいはもっと簡単に
でもいいです。
今回のメルマガはやや愚痴っぽい様相を呈していますが、英語で職場などで「不平」を言う場合に、
I don't want to be complaining, but….
(文句を言いたいわけじゃないんだけど…)
と前置きをすることがよくあります。たとえば、
「上司が自分の意見を聞いてくれない」という「不満」(不平?)だとすれば、
I don't want to complain (to be complaining), but my boss does not listen to my opinion.
(文句を言いたいわけじゃないんだけど、私の上司が私の意見を聞いてくれないんです)
になります。あんまり「愚痴」を言うと、「仕事ができない人」のレッテルをはられてしまう危険性があるので、「これは愚痴ではありませんよ」という予防線をはるのです。非常にアメリカ的な言い回しだと思います。
complain は、ほかに「苦情」の意味もあるので、名詞の場合は消費者センターに寄せられる「苦情」としても使われますね。
建設的でなく、 ただ文句を言っているだけの「愚痴」は whine です。アメリカ合衆国の口語表現です。動詞として使う場合は、
whine about~
(~について愚痴る)
「愚痴っぽい人」は、 whiney person になります。 「あの人愚痴っぽいよね」と言う場合は、
ですね。
さて、今日はとても whiney な私ですが、さらに complain させていただくと、冒頭で触れた、5時間の取材日の前日まで平沼衆院議員の地元、岡山県津山市まで取材で行っていたうえに、翌日は取材が「いじめ」( bully と訳されますが、 これは英語ではなかなか表現しづらい日本語なのでこの連載でも取り上げてみたいと考えています)関連でいろいろと気を使うテーマだったりと心
身ともに疲れ果て(=exhausted)、まさに英語で言う
rock bottom =「どん底」
でした。 rock bottom とは、 可能な限り落ちるところまで落ちた「低い場所」という意味です。つまり「どん底」。「疲れ切った」「体力の限界」などを表現したいとき、
I've hit my rock bottom.
(自分の限界に到達した)
という意味で使われます。また、もっと抽象的なことにも使うこともできます。たとえば
Support for President Bush has hit rock bottom.
(ブッシュ大統領の支持率はどん底だ)
のように。
私は疲れ果てていましたが、そのあとスパにいってアロマトリートメントを受けたら一気に回復、「生き返ったよう」でした。
juvenate は、 フランス語などで「若さ」を表す jeunesse と語源が一緒で、 どちらも「若い」= juvenis というラテン語から派生しました。
英語ではJがYに変わり young や youth といった言葉になりますね。これに「再」を表す re が語頭につくと、「再生」といった意味になります。まさに「生まれかわる」あるいは「生き返る」、エネルギーを「再注入」された、という意味合いで rejuvenate は使われます。
もう師走(しわす)、忙しい季節ですが、たまには「生き返った!」という体験をしたいものですね。







